店舗Wi-Fiのセキュリティに対する不安を解消する方法
- 株式会社リンク
- 10月25日
- 読了時間: 14分

▶︎1. 店舗Wi-Fiのセキュリティに不安を感じる理由

1.1 店舗Wi-Fiで起きやすいセキュリティトラブルとは
店舗で提供するフリーWi-Fiは、便利な反面トラブルも少なくありません。
特にセキュリティ面での油断は、大きな損害につながる危険があります。
以下は、店舗Wi-Fiで起こりがちなトラブルの代表例です。
よくあるセキュリティトラブル例
第三者による不正アクセス パスワードが簡単すぎたり、暗号化されていないネットワークにしていたりすると、誰でもアクセスできてしまいます。悪意ある第三者が店内Wi-Fiに接続し、業務用端末や顧客の情報にアクセスする危険性があります。
顧客の通信内容が傍受される 暗号化されていないWi-Fiでは、利用者の通信内容(クレジットカード情報やログイン情報など)が簡単に盗まれてしまう恐れがあります。これは顧客からの信頼を大きく損なう事態です。
マルウェア拡散の経路になる Wi-Fiに接続した顧客の端末がマルウェアに感染していた場合、店内のネットワークを経由して他の端末にも拡散するリスクがあります。結果的に自社の業務PCにも被害が及ぶ可能性があります。
忙しい店舗運営で見落としがちな点
日々の業務に追われていると、セキュリティ対策が後回しになりがちです。
たとえば、以下のような状況に心当たりはありませんか?
開店準備中にネット回線だけ契約して、Wi-Fiはとりあえず市販ルーターで運用している
「お客様がつながればOK」と思ってセキュリティの設定は確認していない
業務用と来店者用を同じネットワークにしている
こうした対応では、セキュリティ上の危険が常につきまといます。
トラブルを放置するとどうなる?
小さなミスが大きな被害を生むケースもあります。
顧客の個人情報が漏えいし、クレーム対応に追われる
信用を失い、リピーターが減って売上に直結する
被害調査やネットワーク再構築にかかるコストが膨大になる
「ただWi-Fiを使える」状態から、「安全に使える」状態にしないと、信頼も利益も失ってしまいます。
1.2 セキュリティに不安を感じるよくあるパターン
店舗Wi-Fiを提供する中で、「なんとなく不安」「大丈夫かな…」と感じることはありませんか?
この“なんとなく”の不安、実は多くの店舗で共通しています。その背景には、よくあるパターン化した不安要素が隠れています。
ここでは、代表的な3つの不安パターンと、それぞれの原因について紹介します。
パターン① パスワード管理に自信がない
Wi-Fiのパスワードを「設定時のまま放置している」「誰でも簡単に推測できる文字列にしている」といったケース、意外と多いです。
「12345678」や「password」などの安易なパスワードを使っていませんか?
スタッフが入れ替わるたびにパスワードが広まっていませんか?
このような状況では、不特定多数にネットワークが開かれているのと変わらず、悪意のあるアクセスを防げなくなります。
パターン② 業務用と来店者用のネットワークを分けていない
導入時に特別な設定をせず、1つのSSID(ネットワーク名)を来店者にも業務機器にも使っている場合、非常に危険です。
この状態では、店のPOSレジや予約端末などと同じネットワークに、誰でもアクセスできてしまいます。
万が一、ウイルスに感染したスマホが接続してきた場合、店の大事な機器にも被害が及ぶ可能性があります。
パターン③ 誰が接続しているのか分からない
「Wi-Fiを使っている人の情報が分からない」という状況も、店舗側の大きな不安材料です。
顧客がどれくらいWi-Fiを使っているか把握できていない
見知らぬデバイスが常に接続されている
一度接続した人が、営業時間外でもWi-Fiを利用している
こうした状況では、万が一問題が起きたときに原因を特定できず、対処も難しくなります。
このような「なんとなく不安」は、実は設定や管理の見直しでほとんど解消できます。
1.3 利用者と提供者で異なる「不安ポイント」
店舗Wi-Fiのセキュリティに対する不安は、「使う側」と「提供する側」とで感じ方が違います。
この認識のズレが、トラブルの原因になることも多いんです。
利用者(顧客)が感じる主な不安
店舗でWi-Fiを使うお客様が気にしているのは、「安全に使えるかどうか」です。 特に、次のような不安を抱えている人が多く見られます。
「このWi-Fi、パスワードが要らないけど大丈夫?」
「個人情報を入力した後に変な画面に飛ばされた」
「スマホのセキュリティ警告が出たけど…」
このような不安があると、せっかくのWi-Fiサービスも利用されなくなります。 場合によっては、「危ないWi-Fiを提供している店」という印象を持たれてしまうこともあります。
提供者(店舗側)が感じる主な不安
一方で、Wi-Fiを提供する店舗側の不安は、業務や顧客対応への影響に集中しています。
「業務機器に影響が出ないか心配」
「不正利用されて営業停止になったら困る」
「セキュリティ対策が正しくできているか分からない」
特に、Wi-Fiの専門知識がないまま導入している店舗では、設定の正しさに自信が持てず、不安を抱え続けることになります。
認識のズレがトラブルを招く
このように、「顧客は通信の安全性」、「店舗はネットワーク全体の安定性」に注目しているため、対策の方向性がずれてしまうことがあります。
たとえば、顧客の利便性を優先してパスワードを設けない設定にしてしまうと、店舗の機器まで危険にさらされる可能性があります。逆に、セキュリティを強化しすぎて接続が複雑になると、顧客満足度が下がってしまうことも。
大事なのは、両者の視点をバランス良く取り入れたWi-Fi運用です。
▶︎2. 店舗Wi-Fiのセキュリティ対策をしないリスク

2.1 顧客情報の流出リスクと信頼失墜
セキュリティ対策が不十分なWi-Fiを提供していると、最も大きなリスクは「顧客情報の流出」です。
フリーWi-Fiを利用する顧客の中には、スマートフォンで個人情報を入力するケースが多くあります。たとえば、以下のような場面が考えられます。
ネットショッピングでのカード情報入力
会員登録フォームへの入力
クラウドサービスへのログイン操作
こういった操作が、暗号化されていないWi-Fi環境下で行われると、通信内容が第三者に盗み見られる恐れがあります。 一度でも個人情報が漏えいすると、店舗側への信頼は大きく損なわれます。
「あの店でWi-Fi使ったら変なメールが届くようになった」などの口コミが広がれば、集客にも直結する問題になります。
2.2 不正アクセスによる業務機器の被害
店舗Wi-Fiを業務用と来店者用で分けていない場合、不正アクセスによる被害が業務機器にまで及ぶリスクが高まります。
よくある被害の例としては:
POSレジがウイルスに感染して操作不能になる
業務用PCのデータが破損・流出する
社内の管理システムに不正アクセスされる
これらは単なるトラブルでは済まず、業務停止や個人情報保護法違反に発展する可能性があります。
特に、POSシステムと同一ネットワーク上にあるフリーWi-Fiは非常に危険です。 たった一台の不正端末から、店舗全体が被害を受ける可能性があるからです。
2.3 被害が起きたときの損害と対応コスト
万が一、セキュリティトラブルが発生した場合、その対応には大きなコストがかかります。
主な負担は次の通りです。
負担の種類 | 内容 |
金銭的コスト | システム復旧費用、業務停止による売上損失、顧客への賠償 |
時間的コスト | 原因調査、復旧作業、再発防止のためのネットワーク再設計 |
信頼の損失 | SNSやレビューサイトでの悪評、リピーター離れ、ブランドイメージの低下 |
たとえば、POSシステムが一時的にダウンすれば、レジが使えず営業に支障が出る可能性もあります。
また、顧客に被害が及べば、直接的な損害賠償だけでなく「安全な店ではない」というレッテルが残り、長期的な集客力の低下にもつながります。
「Wi-FiトラブルはIT部門の仕事」ではなく、今や店舗全体の経営課題といえます。
▶︎3. 店舗Wi-Fiのセキュリティ不安を解消する基本対策

3.1 SSIDの分離とパスワード管理の徹底
セキュリティ不安の多くは「SSIDの分離」と「パスワード管理」を徹底するだけで大きく軽減できます。
SSIDとは、Wi-Fiのネットワーク名のこと。
店舗のWi-Fi機器では、来店者用と業務用のSSIDを分けて運用することが非常に重要です。
たとえば:
SSID①:Staff-WiFi(従業員・業務機器専用/非公開)
SSID②:Guest-WiFi(顧客用/パスワード付きで公開)
こうすることで、お客様が業務ネットワークに接続できないようにする物理的な「壁」ができます。
さらに、パスワードの運用にも注意が必要です。
定期的に変更する(3ヶ月~半年に1回が目安)
強度の高いパスワードを設定(英数字・記号を含めた12文字以上)
スタッフ退職時などにも即時変更する
「一度設定すれば安心」ではなく、「こまめに管理すること」が鍵です。
3.2 暗号化方式とセキュリティプロトコルの重要性
Wi-Fiのセキュリティは、使用している暗号化方式とプロトコルの強さで大きく左右されます。
現在、主に使用されているセキュリティプロトコルには以下のような種類があります。
プロトコル | セキュリティ強度 | 状況 |
WEP | 非常に弱い | 使用非推奨 |
WPA | 弱い | 非推奨 |
WPA2 | 標準的 | 現在も広く利用 |
WPA3 | 強力 | 最新・推奨される方式 |
とくに、古いルーターではWEPやWPAしか対応していないことがあります。
この場合、いくらパスワードを複雑にしても通信そのものが丸見え状態になってしまうんです。
また、WPA2でもAES(高度暗号化方式)を選ぶことでより強固にできます。
「最新の暗号化方式+適切なプロトコルの選択」が、安全な通信を守るカギです。
3.3 利用者認証とログ管理で安全性アップ
セキュリティをより強化したい場合は、認証とログの仕組みを取り入れるのがおすすめです。
たとえば、来店者がWi-Fiを使う前に以下のような認証方式を設けると、不正利用を防ぎやすくなります。
メールアドレス登録
SNSログイン(LINE、Facebookなど)
ワンタイムパスワードによる確認
これにより、「誰がいつ接続したか」が可視化され、万が一のトラブル時にも追跡可能になります。
さらに、ログ(接続履歴)の自動記録があると、異常なアクセスや長時間接続などを察知しやすくなります。
ログの例:
日時 | デバイス名 | 接続時間 | データ通信量 |
2025/09/28 14:05 | iPhone_13 | 45分 | 320MB |
こういった記録を取ることで、セキュリティ強化だけでなく、マーケティング分析にも活用できます。
基本的な設定を見直すだけで、セキュリティ不安の8割は解消できると言われています。
▶︎4. 店舗Wi-Fi導入時によくあるセキュリティ対策の失敗例
4.1 「設置すればOK」と思ってしまう
Wi-Fiを導入する際、「とりあえずつながればいい」と考えてしまう店舗は少なくありません。
この考え方が危険なのは、以下のような落とし穴があるからです。
初期設定のまま放置: ルーターを箱から出してそのまま設置し、初期パスワードも変更していない
来店者の利便性だけを重視: パスワードなしで誰でも接続できる設定にしている
管理画面へのアクセス制限がない :Wi-Fiルーターの設定画面に誰でも入れてしまう状態
こういった設定のまま運用してしまうと、「セキュリティゼロ」のネットワークになってしまいます。
特に市販の家庭用Wi-Fiをそのまま店舗で使用する場合は要注意。
設定項目も少なく、セキュリティ機能が不十分なことが多いからです。
4.2 初期設定のまま運用してしまう
セキュリティに関わる設定は、最初の段階で正しく行うことが重要です。
しかし実際には、以下のような初期状態のままで運用しているケースがよく見られます。
SSIDが「default」や「メーカー名のまま」になっている
管理者パスワードが「admin」や「1234」のまま
暗号化方式がWEPやWPAなど古いものになっている
これらは、サイバー攻撃者からすると格好のターゲットになります。
セキュリティホールがあるとすぐに侵入されるリスクがあるのです。
初期設定を確認・見直すタイミングは、導入時だけでなく定期的に必要です。
特に機器のアップデート情報やサポート終了情報は見落とさないようにしましょう。
4.3 フリーWi-Fiにすることでの誤解とトラブル
「フリーWi-Fi=誰でも自由に使える便利なもの」というイメージがありますが、そのまま開放してしまうのは非常に危険です。
たとえば、以下のような誤解やトラブルが生まれがちです。
「パスワードなしの方が親切」と思い込む → 結果として不正利用やスパム送信の温床になる
「回線速度が落ちてきたけど原因不明」
→ 実は周辺の誰かが常時接続して動画視聴やファイル共有していた
「営業時間外に接続されている」 → Wi-Fiが夜間も無制限に利用され、セキュリティリスクが高まる
こうしたトラブルは、SSIDの分離や時間帯制限、認証機能を入れることで防げます。
Wi-Fiを「開放する」のではなく、「安心して使える仕組みを整えてから提供する」ことが大事です。
導入時のちょっとした設定ミスや思い込みが、重大なセキュリティトラブルにつながります。
▶︎5. 店舗Wi-Fiのセキュリティに不安があるなら「らくらくFREE Wi-Fi」
5.1 セキュリティ機能に特化した設計
「らくらくFREE Wi-Fi」は、店舗やオフィス向けに設計された業務用フリーWi-Fiサービスです。
その特徴は、ただ「つながる」だけでなく、「安全につながる」ことを前提とした設計にあります。
主なセキュリティ機能はこちら:
業務用と来店者用のネットワーク分離 → 店のPOSレジや業務PCと、来店者のスマホを別ネットワークに分けて接続可能
SSIDの複数設定が可能 → SSIDを2つ以上使い分けて、用途別に管理できます
SNS認証や登録制による不正利用防止 → 誰がいつ接続したのかログが取れるようになっている
最大100台まで安定接続できる高性能ルーター → 混雑時でも通信が遅くならず、セキュリティ機能も搭載済み
セキュリティ設定に不安がある方でも、初期から必要な対策が備わっているので安心です。
5.2 設定不要・分離済みネットワークで安心
Wi-Fiのセキュリティでよくある悩みは、「設定が難しい」「ネットワークの分け方が分からない」という声です。
その点、「らくらくFREE Wi-Fi」は届いたルーターをLANケーブルにつなぐだけで準備完了。
導入工事や複雑な設定作業は一切必要ありません。
設定済みの状態で以下の環境が整っています:
従業員用と来店者用のネットワークがあらかじめ分離
パスワード管理もマニュアル付きで簡単操作
接続ログの管理やSSID変更もすべてウェブ画面から操作可能
これにより、セキュリティ対策に時間をかけずに「使える状態」から「安全な状態」をすぐに実現できます。
技術的な知識がない方でも、ミスなくWi-Fiを導入できるのが大きな魅力です。
5.3 集客にも役立つプロモーション機能付き
セキュリティ対策がしっかりしているだけでなく、「らくらくFREE Wi-Fi」には集客に活用できるプロモーション機能も搭載されています。
特に注目したいのが以下のポイントです:
Wi-Fi接続時にSNSログインを求める → 利用者属性の取得により、マーケティングにも活用できる
接続後のリダイレクト機能 → 接続後に自社サイト、Instagram、キャンペーンページなどに自動で誘導できる
利用者のログを取得して販促に役立てられる → どの時間帯に利用が多いかなどの分析が可能
つまり、「Wi-Fi=通信手段」だけでなく、「Wi-Fi=販促ツール」に進化させられるということ。
セキュリティ対策と販促の両方を1台で実現できるのが、らくらくFREE Wi-Fiの最大の強みです。
安全性も使いやすさも、集客効果も、全部を1台でカバーできるのが「らくらくFREE Wi-Fi」です。
▶︎6. 店舗Wi-Fiのセキュリティへの不安は「知識」と「準備」で解消できる
6.1 セキュリティの「不安」を「安心」に変えるために
店舗でWi-Fiを提供することは、今や当たり前の時代です。
ですがその一方で、セキュリティに対する不安は放置されがちなのも事実。
・「ちゃんと設定できているか分からない」
・「もし何かあったらどうしよう…」
・「トラブルになったら対応できる自信がない」
こうした不安は、“知らないこと”から生まれます。
逆に言えば、「最低限の知識」と「ちょっとした準備」があれば、不安はグッと減らせます。
安心してWi-Fiを提供できる環境づくりは、店舗の信頼づくりにも直結します。
6.2 店舗Wi-Fi導入前にチェックすべきセキュリティのポイント
Wi-Fiを導入・見直しする前に、次の5つのポイントをチェックしてみてください。
SSIDは分離されているか? → 業務用と来店者用を分けているか確認
暗号化方式は最新か? → WPA3またはWPA2(AES)が設定されているか
パスワードは強固かつ定期的に変更されているか? → 「12345678」や「password」は絶対NG
不正アクセス対策はあるか? → SNS認証やログ管理、MACアドレス制限などを活用
機器の管理は誰がしているか明確か? → 担当者が不在だとトラブル時の対応が遅れがち
この5点を見直すだけでも、セキュリティレベルは飛躍的に向上します。
6.3 安心できるWi-Fi環境で、顧客との信頼を育てよう
Wi-Fiは、ただの「ネット接続手段」ではありません。
今や、店舗の印象や信頼感を左右する「サービスの一部」です。
安心してつながるWi-Fiは、お客様の満足度を上げます
セキュリティ対策がしっかりしていれば、従業員も業務に集中できます
集客にもつながるWi-Fiは、店舗の売上にも貢献します
つまり、「使える」だけでは不十分。
「安心して使える」Wi-Fiこそが、これからの店舗に必要な基準です。
Wi-Fiのセキュリティ対策は、コストではなく“信頼への投資”。
知識を持ち、準備を整えることで、あなたの店舗に「安心」を届けることができます。
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